ボーカルギター秋山紘希、ベース島田匡祐からなる島根県松江市発の2人組バンド、homme。
70〜90年代の邦楽歌謡曲やJ-POPをルーツとしたどこか懐かしく耳に残りやすいメロディーと低音ボーカルが大きな特徴。
数多くのライブ活動やイベント出演、近年は山陰エリア放送の企業TV-CMにも楽曲が使用されている。
山陰在住にこだわり、山陰に根差しながら全国に向け発信を続けている。
そんなhommeが今年も山陰、島根県松江市にてひとつの挑戦をします。
松江テルサホールという大きな会場にて、2度目のワンマンライブを開催。
昨年の同会場でのワンマンライブを大成功におさめ、今年はクラウドファンディングにてベストアルバムの発売、そして全国各地でのリリースツアーを終え、いよいよテルサホールでのワンマンライブ。
開催も間近に迫ったこの時期に、改めて「homme」というバンドについてメンバー2人それぞれに、話を聞いてみました!
ーまず最初に、hommeを結成したきっかけは何ですか?
秋山:中学生から趣味で曲作りはしていたが、バンドにはちっとも興味なく過ごしてた。
が、高校2年の時にたまたまCD屋で試聴したレミオロメン(まだメジャー1stシングルリリースしたばかりのほぼ無名の頃)を聴いて、
身体中に電流流れて「俺もバンドやりたい!」ってなったから。その後、hommeを結成しました。
島田:hommeは秋山、元メンバーの秋葉に誘われてサポートを始めました。そこから楽しさのあまり正式加入しました。
ー島田さんは後からの加入なんですね。バンドをしようと思ったのはなぜですか?
島田:中学校の時の幼馴染から誘われて。そのまま楽しくて今に至ります。
ちなみに人生で最初にバンドで演奏したのはhide with Spread Beaverの「ROCKET DIVE」。パートはドラムでした。
ーhommeは今年で活動が13年目になりますが、ここまで続けてこれた理由はなんでしょう?
秋山:「意地」と「反骨精神」の塊だから(笑)
散々辛酸舐めてきたし、音楽活動するにあたって山陰の不利さを感じてきたからこそ、
山陰に住みながらでも世の中をギャフンと言わせてやる!って想いが常に溢れてます
島田:本当に色んな要素はあると思う。
でも一番大きいのはやっぱり応援してくれてる人の言葉や顔。
後ろに倒れそうな時に支えてもらえたことは数え切れないくらいある。
あとやっぱり、バンドは楽しい。忘れそうになるけど、忘れられない気持ちが根底にある。
ー活動していくなかで危機的な状況になったことはありますか?あったとしたら、それを乗り越えてこれたのは何故でしょう?
秋山:何度も。
hommeは徹底した話し合いをするので、それは結構大きな点かも。
あとは、応援してくれてる人がいることが乗り越えられた大きな理由。
島田:何度も、数え切れないほどにあります(笑)
上の質問のように、応援してくれてるひとに支えられて乗り越えてきたのもあるし、やっぱり秋山の歌、曲に心底惚れているのは大きいと思う。この歌をまだ広めたい、その横でベースを弾きたいという気持ちがあるからかなあ。
ー結成当初や昔と今で変わってきたことは?
秋山:俺の人間性と社交性(笑)
これは昔の俺を知ってる誰もがきっと頷くことだと思います(笑)
島田:いろんな意味でタフになってきた。
あと考え方が柔軟になってきたかなと思います。
それは、近年は色んな場面で自分たちに変化が沢山起こっているので、自分たちでも新たな可能性や一面に触れることが多くなったからかもしれないです。
あと秋山との関係性が、友達みたいな感覚からもう熟年夫婦みたいになってきました(笑)
ー曲についてお聞きします。
hommeの曲のなかで自分が1番好きな曲とその理由はなんですか?
秋山:決められない。こればっかりは本当に。作り手だし、余計。
でもよく歌いたいなと思うのは「君太陽」、理由はこの曲のコードワークとかが自分的に好きなのと、
歌詞がとてもうまくハマったなと自分で思えるから。
あと大切にしたいのは「answer」
特別すごいアレンジがあるわけでも、シングルA面曲になるほどフックが聴いてる曲でもないと思うけど、
「当たり前は、何も当たり前じゃない」ってことをこのメロディに乗せて歌うとすごく自分自身も引き締まる感じがする。
島田:難しい質問…
でもpsycho-pass収録の「ゆれる」はずっと好きな一曲。
メロディーが好き過ぎて、俺が死ぬときは葬式で流してほしいくらい(笑)
曲の仕上がりも世界観がマッチしていて、お気に入りです。
ーhommeとして今後やっていきたいことや、どんなバンドになっていきたいですか?
秋山:もっともっともっともっと人間らしい歌を歌いたい。
そしてその歌に島田がナイスなベースラインつけてくれたら最高。
あとはやっぱギャフンと言わせたい(笑)
島田:hommeの話としては、変わらず「多くの人に知ってもらいたい」って想いです。
売れるとか売れないとか、そのへんはそのもっと先にあると思います。
現状、まだまだ知ってもらわないといけない。そのために頑張っていきたいと思っています。
そして、やっぱり、「山陰在住」ってのにこだわってやってきて、近年その想いはますます強くなってます。
音楽の地産地消じゃないけど、外から入れるものだけが素晴らしいものじゃなくて、地元にも素晴らしい音楽をやってるって気持ちを山陰の人に伝えたい。「地元にもいいミュージシャンいるじゃん」と一般の人にもっと感じてもらいたい。
それを俺らが最前線でやっていきたいですね。
そうなれば、俺らより下の世代のミュージシャンも活動しやすくなると思うんですよね。
俺らが山陰で音楽していることで、俺らだけでなく、山陰のミュージックシーンにも少しでも貢献できたらいいなと思っています。
hommeのお二人、ありがとうございました!
hommeのテルサ公演をAZTiC、全力で応援中!ということでAZTiCスタッフでインタビューさせて頂きました。
閲覧ありがとうございました!!